腰痛 湿布 選び方

腰痛に悩まされている人にとって湿布はコルセットとともにもう手放せない物のひとつです。
そこで腰痛の湿布の選び方で悩むのが
「腰痛は温湿の選び方で温湿布と冷湿布のどっちがいいの?」
という疑問です。

意外とみなさん誤解されていることが
温湿布とは患部を温める湿布のこと
冷湿布とは患部を冷やす湿布のこと
ということなんです。

「えええ!?違うんですか?」
と驚いた方は続きをお読みください。

薬剤師が湿布の種類と使い方を解説
今は「温湿布」「冷湿布」というより配合されている成分で湿布は選ぶ時代です。

湿布はあくまで根本治療ではないので、病院で診察を受けるか?マットレスなので身体のゆがみを矯正するか?がおすすめです。

腰痛の湿布の選び方|温湿布は温める!冷湿布は冷やす!は大きな勘違い

温湿布、冷湿布という考え方はもはや時代遅れの考え方です。
実は30年以上前の分類であり、いわゆる第一世代の湿布薬です。

「温」「冷」とはいうものの実際は湿布の添加物で皮膚が刺激されて
「温かく感じるか?」
「冷たく感じるか?」
の違いだけなんです。
温湿布も冷湿布も患部に際立った温度変化は伴いません。
「温感」「冷感」の違いだけです。

今の湿布は非ステロイド性鎮痛薬を含んだ湿布

腰痛 湿布 鎮痛薬

今の主流の湿布薬は非ステロイド性鎮痛薬が配合された第2世代の湿布薬です。
腰痛の痛みを緩和するために患部に貼るのはこの第2世代の湿布薬なんです。

腰痛に使う湿布は「冷」「温」ではなく「テープ剤」「ザップ剤」という分類

腰痛 湿布薬

腰痛に使う湿布は
「温湿布?」or「冷湿布?」
で選ぶものではありません。
今はどちらもほとんど同じ成分が配合されているのでそれで効果に大きな違いはないのです。
ただ貼って
「温かく感じる」か「冷たく感じる」かだけの違いです。

今の湿布薬の分類は
テープ剤
ザップ剤
の2種類です。

テープ剤という湿布

腰痛 湿布 テープ剤

今はこの「テープ剤」というタイプの湿布が主流です。
テープ剤というのは薄い布hに有効成分を含めさせた肌色のものです。

このテープ剤の最大の特徴はその粘着力で
「はがれにくい」
という点です。
この粘着力が強いというのが、湿布薬で重宝されるのです。

バップ剤という湿布

湿布 バップ剤

白くて柔らかい少し厚手の布に湿布薬が「バップ剤」です。
この「バップ剤」は「テープ剤」に比べて多くの水分量を含んでいることが多いので、貼ると冷たく感じます。

テープ剤(プラスイヤー剤)もバップ剤も効果に違いはないので好みで選べばいい

腰痛 湿布 選び方

実際に腰痛に使う湿布で「テープ剤」でも「バップ剤」のどちらを選んでも構いません。
湿布に配合されている成分はどちらも同じで効果も変わりません。
やはり今は粘着力が強くてはがれない「テープ剤」のほうが使い勝手は良いと思います。
ただバップ剤ははがれやすいのですが「お肌がかぶれにくい」というメリットもあります。

腰痛に使う湿布も長時間張り続けると皮膚がかぶれます

布 痒い

少しでもい腰痛の痛みを緩和したいからといって、長時間湿布を張り続けるとどうしても皮膚がかぶれてしまいます。
ですので、できれば湿布を貼りっぱなしというのは避けたほうがいいでしょう。